投資未経験者が注目するLINE証券の特徴のまとめ

2019年8月20日に「LINE証券」が開始されました。
スマートフォンを通じて株式の取り引きができる次世代型の証券サービス。
LINEが抱える若者層を中心に投資初心者をターゲットに売り込むようです。
投資に興味があるけど敷居が高い…と感じている層にアピール。
投資市場の拡大を促すことを期待されています。
そこでLINE証券の特徴について、課題も含めてまとめてみました。

【LINE証券の特徴①】LINE上で証券サービスを展開

この証券を運営するのは野村ホールディングスそしてLINE証券の2社。
LINE証券はLINE フィナンシャルの合弁会社という位置づけです。
一般的に投資に興味を持ち出すのは退職前後のシニア世代。
リタイア後の収入源として投資に興味を持ち始めるケースが多数派です。
それに対してLINE証券が目指すのが働く世代のための投資サービス。
なかでも若者層を念頭に置いて利用サービスを展開するもようです。

・LINEの主要顧客である若者層にアピールするデザイン
・野村ホールディングスが有する金融ビジネスの実績

このふたつの相乗効果を狙っているのがLINE証券というわけです。

【LINE証券の特徴②】口座開設は3分で終わる!?

LINE証券の大きな特徴のひとつが、簡単に口座開設ができること。

・LINEを起動してから6タップする
・約3分の操作で申込手続きが終わる
・簡易書留はがきが届く(4営業日程度)
・はがきのQRコードを通じてアクセスする

LINE証券は「最短約3分で口座開設申し込みが可能」と宣伝しています。
しかし実際は、最短で4日を要すると考えた方がいいでしょう。
また、簡易書留はがきが届いたあとの手続きがやや面倒。
マイナンバーを登録する必要があるため、そこで脱落する人も多いそうです。

【LINE証券の特徴③】有名企業の株を1株単位で購入可能

LINE証券が想定するユーザーは若者層の投資初心者。
そのため保有している資産はそれほど多くないという特徴があります。
そこで、気軽に買うことができるように1株単位で売買が可能に。
そのなかでも、おおよそ半分の銘柄が三千円ほどで取り引きできます。
9種類ある上場投資信託も1口から。
ハードルを思い切って下げていることが分かりますね。
株式は日本の有名企業が中心で、若者層に身近な銘柄が中心。
日々の生活のなかで銘柄の可能性を判断できるように配慮しています。

【LINE証券の特徴④】手数料は業界最安値を自負

利用料が無料であり、さらに取引の手数料も発生しないこともLINE証券の特徴。
厳密には完全無料ではなく、それを含んだ取引価格を提示しているという意味です。
振り込みにより銀行口座に入金できるだけではなくLINE Payの残高の利用も可能。
ゲームで課金するような感覚で気軽に投資を始めることができます。
ただ、この気軽さと高い利便性については賛否両論。
課金制度により「気が付いたら借金ができていた」という事例があることも事実。
投資知識の少ない若者層にどのような影響を与えるのか?
気軽すぎることに対して心配する声も聞こえてきます。
利用者も初心者であるからこそしっかりと情報収集することが前提です。

【LINE証券の特徴⑤】若者世代を意識した商品拡大を検討

LINE証券は20歳から70歳までの人(日本在住)が対象。
LINEユーザーとなるので実際は20代から40代までが中心となりそうです。
リタイア前後の世代を想定した投資として有名な物がNISA関連。
この手の種類の商品は、LINE証券のサービスには含まれない方針のようです。
その他、利用者の声や動向を見ながら、商品を充実させていく方針。
サービス内容は、まだ進化の過程にあるというのが現実です。

【LINE証券の特徴⑥】利用者の知識不足のサポートが課題

LINEを利用者である若者層の取り込みを期待されるLINE証券。
課題としてあげられているのが、利用者の知識・経験不足のサポートです。
LINE証券の鍵となるのが、資産形成過程にある利用者の成功体験をいかにつくるか?
株式の銘柄の特徴や、売買のタイミングの見極め方など、初心者向けに提示しています。
1株単位で3,000円程度からスタートできることでリスク減となるという説明も。
とはいえ、まとまった取引がなければLINE証券の運営自体が成り立ちません。
投資初心者の若者層がサービスの利用を通じて成長できるかどうか。
これも、LINE証券のその後の発展を左右しそうですね。

【LINE証券の特徴⑦】利用者側もしっかり学ぶ

課題があるとはいえ、投資初心者に寄り添ったサービスが充実していることは確か。
株の取り引きに関わる情報が分かりやすく発信されていることは魅力的です。
LINE証券をはじめる理由として「社会勉強」と言う人も多いようですよ。
投資をすることで社会や経済の流れを見ることができる、という発想です。
もちろん、自分が投じたお金をそのまま回収できるわけではありません。
そのため、LINE証券を使って投資をしてみたい!と思ったら、
銘柄の特徴や売買のタイミングの見極め方など勉強することが必須となります。

まとめ

LINE証券は本格的に始動したばかり。
証券業界や利用者に好循環が生まれるのか?
まだまだ未知数の部分も多いのが現状。
ハードルが低いからこそ、最初の一歩が踏み出しやすいもの。
投資の勉強を始めたい人におすすめのサービスと言えそうです。